太極拳の愛好家約500人が日ごろの活動成果を発表する「大和市太極拳フェスティバル」が、9月16日 に大和スポーツセンターで開催される。主催は大和市内23クラブでつくる大和市太極拳協会(佐藤衛会長)。今年が19回目。
太極拳は中国武術のひとつで映画でも知られる「カンフー」の一種。動きが早い武術の動作を正確に身に着けるため、ゆっくりと練習し始めたのが始まり。
国内では1972(昭和47)年の日中国交正常化を機に広まり、県内では横浜市内から普及が拡大したという。福島県喜多方市では「太極拳のまち」を掲げた街づくりが進むなど市民権を得ている。
大和市太極拳協会の椎名功理事長(70)によると、市内のクラブに所属する愛好者は、主に【1】健康増進、【2】競技、【3】段級試験―を目的にグループ内で研さんを積んでいる。
大和で33年
個人教室に関する記録はないものの、大和市内で太極拳が広まり始めたのは1980(昭和55)年。当時会社員だった、つきみ野の佐藤衛さん(77)=人物風土記が『広報やまと』で参加者を募り12人で同好会を立ち上げた。87(昭和55)年には、当時の大和市スポーツ振興公社(現・大和市スポーツ・よか・みどり財団)が、佐藤さんに協力を求め初めて太極拳教室を開催。折からの健康志向の高まりにより愛好者のすそ野が広がった。
92年に市内5クラブが大和市太極拳協会(佐藤衛会長)を設立。現在は23のクラブで500人が汗を流している。佐藤会長は「健康のために始める人が多い。健康にもいいのでこれからの社会では必要性が高まっていくのでは」と分析する。
協会のクラブは週1〜2回ほどコミセンなどに集まり身体を動かす。愛好者の世代は幅広いが、60代から70代が中心で4分の3ほどが女性だという。
16日は一般向けの体験講習もある。参加・観覧とも無料。
問い合わせは協会事務局/【電話】046・276・1722・多田さんへ。
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