緊張気味に投票する生徒たち
大和市選挙管理委員会が11月29日、深見東にある大和商業高等専修学校（坂本司校長）で行われた生徒会選挙で、本番さながらの選挙方法を指導した。
選管では選挙啓発の一環として投票箱や記載台の貸出事業を行っている。これを知った同校が協力を依頼し、大和市選管が物品の貸し出しと合わせ実際の投開票などについても指導した。
この日は生徒会長と書記、会計の信任投票と、３人が立候補した副会長選が実施された。１年生の女子生徒は「このような選挙は初めてで緊張した。20歳を過ぎたら選挙に行きたい」と話していた。
大和市選管では「どの選挙でも20代の低投票率が顕著。緊張感のある雰囲気で投票した体験が、投票所に足を運ぶきっかけになれば」としている。
世代別の投票率
２０１１年の大和市長選挙では、全世代を通じて「25〜29歳」の投票率が最低で、男20・21％、女24・35％だった。男女とも最高の「70〜74歳」では男70・56％、女65・97％にのぼるため、若年層への啓発が課題となっている。同市長選の投票率は男40・78％、女44・06％だった。
市選管によると、一般的に男女とも20代半ばから70代前半までの投票率は右肩上がりだが、75歳以降に下がり始める。そのため高齢者の投票への利便性向上も課題視されている。
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