2017年の年明けにあたり、大和市議会(28議員)の菊地弘議長に、議会のあり方について話を聞いた。
◇ ◇ ◇
――明けましておめでとうございます。市議会議長としての今年の抱負や目標をお聞かせください。
「任期4年の市議会議員にとって、2017年はちょうど任期丸2年となり、折り返しの年です。今年はトランプ米国大統領の就任や、韓国の政治情勢などのように、世界的に政治が変化する年。その中で、国や県、そして大和市議会としても柔軟さが求められると思います。それにしっかり対応していきます」
――大和市議会では14年6月から、議会改革実行委員会を設置していますが、どのような議論や取り組みがなされていますか。
「すでに実行委員会は27回開催されておりまして、各会派から議会改革に対する事項が約80件提案されています。それを今、協議しているところです。
その中でも、市民や各種団体などとの意見交換会は、各常任委員会を基本に毎年実施することを決定しております。現在までに、自治会連絡協議会や社会福祉協議会、社会福祉関係団体、商工会議所、体育協会などのスポーツ関係団体、イベント観光協会などの方をお招きして、9回開催しました。その中で新しい気づきなども出てきています。それを二元代表制の一方の組織として、市側に提案していくのが狙いです」
――そのほかには、どのようなものがありますか。
「市議会本会議インターネット中継のスマートフォンやタブレットでの視聴や、希望に応じた本会議での手話通訳の対応、議会としての防災訓練の実施などについて決定し、一部実行したところです。
今後も本会議や委員会の運営方法などについて、協議をしていく予定です。特に委員会のインターネット中継にむけては、各会派の合意点が見いだせるよう、話し合いを進めています」
――菊地議長は神奈川県市議会議長会の会長、そして全国市議会議長会の理事も務めていますが、他市や他県の市議会との連携や情報交換などについてはいかがでしょうか。
「今、私が最も力を入れているのは、周辺7市の市議会議長と共に取り組んでいる厚木基地周辺市議会基地対策協議会での空母艦載機岩国移駐問題です。今年がその期限となっておりますので、その着実な実行に向けて、精力を傾けていきたいと思います。
その一環として、全国や関東の市議会議長会の中にある基地協議会のメンバーになっていることで、他市の状況などの情報交換を積極的に行っております。それらを大和市にも活かしていきます」
――ありがとうございました。
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