南林間にある聖セシリア女子高等学校に通う生徒が通学路をごみ拾いしているとの情報が。活動しているのは有志団体『エコリア』のメンバー。
中心メンバーは同校3年生の5人(写真左から古川結子さん・馬場咲妃さん・高木利恵さん・バルタザーアシャンティ玲奈さん・鬼頭花音さん)。
発端は父親の仕事の都合で1年間、米国の現地校に在籍し環境問題の授業を受けた鬼頭さん。「授業で学んだことをきっかけに自分でも調べていたら何かできないかと思って」と帰国後、友人の古川さんに話をし、2人で「自分たちにできること」を模索したといいます。当初は同学年の生徒らに環境問題を考えてもらう発表の場を設けたいと学校に相談しましたが、コロナ禍で休校や分散登校で困難に。ならば、と通学路の清掃活動を始めたそうです。「とにかく気持ちが動いたので、何か行動を起こさなければと思ったので」。
活動を始めると、他の3人も活動に参加。2020年6月から週1回程度放課後と夏休み中に中央林間、南林間の駅から同校までの通学路の清掃に取り組んだそうです。
ごみの回収も真新しい袋ではなく米や野菜、商品などが入っていたものを使用。「環境問題に取り組むにあたり新たなゴミを生み出すのではないかと思ったので」と考えたことを、すぐに実践。
さらに清掃活動にとどまらず、使い捨てカイロで水質改善に取り組むプロジェクトにも協力。学校に回収ボックスを設置し、1カ月で1千個を超えるカイロを集めました。相談役を務める大野栄子教諭は「生徒の熱意に押され気味で。こんなに夢中に何かに取り組む姿勢をこの先の未来にぜひ活かして欲しいです」と話しました。
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