神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2021年8月20日 エリアトップへ

いよいよ認知症1万人時代到来 夏休み利用し、サポーター養成

教育

公開:2021年8月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
講座は初めてイオンモールで開催された
講座は初めてイオンモールで開催された

 市内在住・在学の小学生を対象に「認知症キッズサポーター養成講座」が小学校の夏休み期間を利用し、イオンモール大和で開催された。

 認知症サポーターは、認知症を理解し、自分のできる範囲で認知症者や家族を応援する人のことで、厚生労働省が「認知症サポーター100万人キャラバン」としてサポーターの育成を推進している。大和市では2009年度から、養成講座を継続して開催しており、7月末時点で累計1万7686人がサポーターとなっている。

 認知症キッズサポーター養成講座は、小学生の頃から認知症者への理解と正しい対応を学んでほしいという目的で19年から毎年実施されており、これまでに54人の小学生が受講している。

 8月6日に開催された講座には、7人の小学生(2年生1人、5年生5人、6年生1人)が参加。市の職員らが講師を務めた。

 通常の講座は、認知症の細かい症状や対応方法などを講義形式で学ぶのに対し、キッズサポーター講座では、寸劇や紙芝居、クイズを交えて、認知症者との接し方を学ぶなど、認知症に関する具体的な知識よりも、思いやることの大事さなどを伝えている。講師から「認知症になると忘れやすくなり、できないことが多くなるが、指摘されたり、叱られたりすると悲しい気持ちになるのは皆と一緒」「認知症者は何もわからないわけではないので、もし身近な人が認知症になっても、学校の話など色々な話をして」などの投げかけを子どもたちは真剣に聞いていた。終了後は認知症サポーターの目印である「認知症サポーターカード」が手渡された。

 講座に参加した小学6年生の金岡稜真さん(南林間在住)は「もし自分の祖母が認知症になってしまった時のことを考え、傷つけない様に接してあげたいと思って参加した。近所にも高齢者がいるので、いざというときに声をかけることの大事さが学べたので生かせると思う」と話していた。

 大和市は16年9月に「認知症1万人時代に備えるまち やまと」を宣言、25年には市内の認知症者が1万800人に達するとして、積極的に認知症に対する施策を推進している。市人生100年推進課によると、市内の認知症者数は今年4月に約1万人に達したと推計されており、宣言当初よりも速いスピードで増加傾向にある。

多くの意見に触れ、理解を深めた
多くの意見に触れ、理解を深めた

大和版のローカルニュース最新6

落語家ら復興支援

落語家ら復興支援

事前予約を受付中

5月4日

目標の金賞に輝く

岸本英士さん(深見西在住)

目標の金賞に輝く

全国体操小学生大会で

5月3日

広げよう支援の輪

子ども食堂で地域交流

そんぽの家大和

子ども食堂で地域交流

5月3日

市民まつりで青汁提供

市民まつりで青汁提供

「ヘルスロード」が12日に

5月2日

チケット販売中

チケット販売中

「ぞめき大和」

5月1日

綾瀬スマートIC近く家族葬式場

樹木葬と家族葬「ゆかりえ」 ~グリーフケア~感謝で送る家族葬

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大和版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook