８００ｍと１５００ｍで活躍する佐藤選手
８月19日から22日まで千葉市で開催される第39回全日本中学校陸上競技選手権大会に出場する、中学陸上界のトップアスリートが市立渋谷中学校にいる-。
陸上部（城所久雄監督）３年の佐藤成葉さんは、今年５月から７月にかけて行われた県内中学の主要３大会の８００ｍと１５００ｍで優勝。全国大会出場に必要な標準記録も早々に突破し、神奈川６冠をひっさげて８月の関東、全国大会に出場する。
佐藤さんが本格的に陸上競技を始めたのは、中学校に入学してから。１年では中長距離の種目がなかったため、夏までは走り幅跳びに挑戦してきた。１年の秋からは中長距離の８００ｍを中心に練習を始め、大会では８００ｍと１５００ｍに出場してきたが思うような成績は得られなかった。
２年生になると才能が開花。７月には県央地区で台頭をあらわし、県大会では標準記録も初めて突破して全国大会出場も決めた。昨夏の関東では８００ｍで準優勝。春からの３ヵ月間で自己ベストを13秒更新するなど、関東陸上界でも一躍注目を集めるようになった。
今年６月には県女子強化指定選手に選ばれ、７月には主要大会１５００ｍで大会新記録を更新。８００ｍ予選では今季全国２位の２分12秒０１をマーク。８月９・10日に前橋市で開かれる関東大会では、神奈川選手団の主将にも選ばれた。
全国大会に向けて佐藤さんは「関東でも全国でも８００ｍでの優勝が目標。家族や先生、友人のためにも頑張ります」と抱負を語る。佐藤さんを指導する岩村知明教諭（29歳）は「目標に向かい地道な努力を続けられる選手」と評価している。
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