上和田の久田(くでん)地区に伝わる念仏講、別名「ジャンジャン講」が17日午前0時から実施された。
この行事は、数え年が13歳または14歳の男の子が「子(ね)の刻」(午前0時)に鉦(かね)と数珠を持って地区内の家を回り、鉦を鳴らしながら、無病息災を祈願するもの。
同地区で150年〜200年前に、仏の供養と人々の健康を願って農家が始めたと伝えられている。名前の由来は鉦の音が「ジャンジャン」と聞こえることから。この行事を経験することで、同地区では大人の仲間入りができるとされている。
今年、「ジャンジャン講」を務めたのは柏木健人くん(上和田中1年)、渡辺鳳翔(ふうが)くん(桜丘小6年)。2人と保護者らは17日午前0時過ぎから、直径約20cmの鉦を竹ざおにつるして担ぎながら、33軒を回った。
各家の玄関前では、家人が現れるまで鉦を叩いて鳴らし、出迎えた各家の人たちは「ご苦労さま」などの温かい言葉をかけていた。 柏木くんは「各家の人たちも優しく出迎えてくれた」、渡辺くんは「鉦が重かったけど頑張って持ち続けた」と話していた。
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