大和市は、今年度の市文化芸術賞などの受賞者をこのほど発表した。
この賞は、高い芸術性を有し、市内を中心に優れた創作活動を行っているアーティストや、長年にわたり文化芸術の発展に貢献した人などに授与される。市文化芸術振興条例に基づいて毎年、文化の日に合わせて表彰している。
萩生田さんの功績称える
文化芸術分野での活躍が顕著で、その功績を称えることが市の文化芸術振興に寄与すると認められる人や団体に贈られる「文化芸術賞」。この賞には、俳優や語り部、エッセイストとして活躍する、つきみ野の萩生田千津子さん(68)が選ばれた。
萩生田さんは文学座附属演劇研究所卒業後に、文学座に入団。舞台や映画、テレビなどで活躍した。交通事故で大ケガをするも、車いす女優として復帰。全国で創作民話や童話の語り物、自己体験や介護、子育ての講演なども行っている。
振興賞は浦野さん
市の文化芸術振興に長年にわたって貢献し、功績を称える必要があると認められた人や団体に贈られる「文化芸術振興賞」に選ばれたのは、深見西の吟道家、浦野龍恒さん(80)。
浦野さんは、1973年に教場を開設するなど、長年にわたり、詩吟の継承や普及に尽力し、多くの後継者を育成してきた。また、書や文芸作品と詩吟のコラボレーション発表を実現するなど、他の文化芸術との交流にも注力。公益社団法人吟道学院公認の緑神会には76年の設立時から参画し、2008年からの6年間は会長、その後は最高顧問として活躍している。
未来賞には北嶋さん
未来の活躍が期待され、その活動を称えることが受賞者の活動を後押しし、それが市の文化芸術振興に貢献すると期待できる人や団体に贈られる「文化芸術未来賞」。この賞には、中央林間のサクソフォーン奏者である北嶋恭子さん(34)が選ばれた。
北嶋さんは昭和音楽大学在学中に国際芸術連盟主催の第8回JILA音楽コンクール入選を果たした。卒業後は、ソリストとして活躍。中央林間手作りマルシェをはじめ、市内のさまざまなイベントにも出演し、演奏会の企画やプロデュースにも積極的に携わっている。また、中学校や高校の吹奏楽指導など、後進の指導にも力を注いでいる。
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