6年前にノーベル化学賞を受賞した根岸英一さんが1月25日、母校の大和市立大和中学校(田中聡校長・生徒数793人)を訪れた。
これは、卒業生である根岸さんの話を聞くことで、生徒に自分自身の生き方を考えるヒントにしてもらおうと同校が主催した。根岸さんが来校したのは、ノーベル賞受賞後に訪れて以来約5年ぶりとなる。
当日は、全校生徒と教職員が参加。事前に生徒から出ていた質問をもとに、根岸さんと田中校長の対談形式で講演が行われた。「中学時代の過ごし方は」との質問に、根岸さんは「アクティブでありました。勉強は学校の授業中に集中して取り組み、先生の話をよく聞いていました」と話し、当時を懐かしんだ。
その後、生徒6人が根岸さんに直接質問。「心掛けていることは」「夢を叶えるために大切なことは」「好きな本は」「日本と海外での研究環境の違いは」「今学んでいることは将来役に立つのか」など問いかけた。
最後に、根岸さんは生徒たちに、「私は『健康』『家庭』『仕事』『趣味』の4つを大切にしています。皆さんもこの4つを考えながら頑張ってください」とメッセージを送った。
講演後には、根岸さんが指揮者となり、その場に集った全員で校歌を歌った。
同校元生徒会長で中学3年生の小林泰成さんは「根岸先生が卒業生であることを誇りに思います。教わった4つの大事な言葉を、実践していきたいと思います」と話した。
|
<PR>
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
フリマ出店者30日まで受付4月26日 |
|
|
<PR>