リニューアル車両をバックに新制服で出発の合図をする南さん
２０１７年に創立１００周年を迎える相鉄グループが３月10日、横浜市内でリニューアル車両と新制服の発表会を行った。相鉄ホールディングス（株）の林英一社長は会見で「これまでの１００年を礎に、更なる発展をめざしたい」と、抱負を語った。
１００周年と合わせて18年度からの相互直通線運転により念願の都心乗り入れを控える相鉄グループは、駅や車両、制服などのデザインコンセプトを統一し、ブランドイメージと認知度向上をめざす「デザインブランドアッププロジェクト」に取り組んでいる。プロジェクトの総合監修は「くまモン」の生みの親でクリエイティブディレクターの水野学氏らが務める。
今回の発表はその第１弾となるもの。リニューアルされた９０００系車両は、横浜の海をイメージした「ヨコハマネイビーブルー」を外観カラーに採用。車内はシートなどをグレーのキーカラーで統一するほか、ボックス席には本革を使用して落ち着いた雰囲気を作り出した。この車両は４月10日から運行を開始し、順次改装を進めながら全車両の統一をめざす。車両に合わせて駅舎もグレーを基調に順次改修を進める。
発表会では神奈川県出身のタレント、南明奈さんが紺を基調とした新制服で登場。駅員に先駆けて一番乗りで新制服に袖を通した感想を聞かれると、「着心地がよく、気持ちがシャキッとする」と笑顔で話した。
その後、横浜駅では林社長や南さんらを乗せたリニューアル車両がホームに登場し、居合わせた乗降客から歓声があがった。林社長は「まずは相鉄沿線に住んでいる方々に誇りと思ってもらい、他社沿線の方々からも『選ばれる沿線』をめざしていきたい」と語った。
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