(公財)大和市スポーツ・よか・みどり財団は、1月26日の「文化財防火デー」に、泉の森内の市郷土民家園で消防訓練を行った。
文化財を保護し、大切にする気持ちを高めることを目的として制定された文化財防火デー。1949年のこの日に法隆寺金堂壁画が焼失したことに基づき、文化庁と消防庁が1955年に制定した。
同園内には、江戸時代の古民家「旧小川家」と「旧北島家」が移築復元された、市指定重要有形文化財がある。今回の消防訓練は古民家を災害から守るため、「文化財防火デー」の前後に毎年実施している。
当日は、同財団、市消防本部警防課・予防課、北分署西第二消防第一分隊、市消防団第3分団、消防協力隊など約40人が参加。隣接する林野から出火した想定で、周囲の3基の消火栓から1分間に合計約900リットルを民家に放水した。900リットルはお風呂3杯分に相当するという。
その後、消火器による初期消火の体験と119番通報の体験が行われた。訓練に参加した施設職員の山澤芳昭さん(68歳)は、「慌てることが多いので、1年に1回でもやると安心。今回の経験を活かして市民の財産である古民家を守りたい」と話していた。
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