児童に語りかける小寺さん（右）
南林間小学校で７月12日、同校の卒業生である写真絵本作家・小寺卓矢さん＝関連に人物風土記が、５年生の児童に向けて特別授業を行った。
授業では、小寺さんが少年時代に取り組み、その後の人生に影響を与えたボーイスカウトの経験談や、自然風景を撮影する写真家・絵本作家になった経緯をユーモアたっぷりに話した。また、プロジェクターを使って最新著作『いろいろはっぱ』（アリス館）の読み聞かせも行い、児童は集中して耳を傾けていた。
授業の後半になると、小寺さんが「みんなで絵本をつくってみよう」と切り出し、自然写真を使った絵本を創作するワークショップを行った。これは、あらかじめ小寺さんが用意した６枚の写真に、児童が役割分担をして言葉をつけ、それをつなげて１つの物語にするというもの。
児童たちの柔軟な発想から出た言葉は、個性豊かなものばかり。小学生の間で大流行しているお笑い芸人のフレーズが入ったものもあり、会場は盛り上がった。小寺さんは「想像力を持って身の回りをよく見れば、いつも見ている葉や虫にも物語はある」とまとめた。
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