大和市は昨年の「認知症1万人時代に備えるまち やまと」宣言からちょうど1年を迎えるのを記念し、9月15日、シリウスメインホールで「認知症の方との付き合い方」と題した講演会を開催した。
当日、ホールは3階のバルコニー席まで来場者でいっぱいとなり、市民の関心の高さを伺わせた。講演に先立ち挨拶した大木哲大和市長は、「宣言後の1年間で、大和市は認知症に関して全国でもトップクラスの事業を行っていると自負している。これからも全力を尽くし、認知症対策に税金を積極的に費やしていく」と明言した。
講演では、川崎幸クリニックの院長として認知症のケアに関わり、公益社団法人認知症の人と家族の会神奈川県支部の代表を務める杉山孝博さんが講師を務めた。
杉山さんは「イライラしない、怒らないで接する認知症の人との付き合い方」を、事前に上映したDVDの内容を基に説明。『記憶になければ本人にとって事実ではない』『プライドを尊重する』『嘘も方便と割り切る』など、認知症の人と上手にコミュニケーションを取るための12か条を紹介。杉山さんの具体例を挙げた説明に、会場からは相槌や笑い声が絶えなかった。「認知症の人が形成する世界を理解し、その世界と現実とのギャップを感じさせないよう、上手に演技をすることも大切」とアドバイスを送った。
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
広げよう支援の輪5月3日 |
|
|
|
<PR>