市内南林間在住の邱(きゅう)仁添(じんてん)さん(26)が、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館と読売新聞社共催の「FACE2018」で読売新聞社賞を受賞した。
6回目を迎えた「FACE」は、新進作家の動向を反映する公募コンクール。今回は全国から970人の応募があり、グランプリをはじめとする受賞作品と62点の入選作品が決定した。邱さんは初めての応募。「狙っていた部分もあり、自信もあったが、受賞報告の電話があった時は嬉しかった」と満面の笑みを浮かべた。
中国・成都生まれの邱さんは小学6年生の時、父の仕事の関係で日本へ。親戚が住んでいたことから大和に居を構え、引地台小・中、大和西高へと進んだ。得意な絵での進学をめざし、町田の美術専門学校に通った後、アメリカのアート大学へと進学、一昨年日本に帰国した。
身近なものを題材にこれまでに個展やグループ展などを開催してきた邱さん。現在は渋谷のギャラリーで働きながら創作活動を続けている。受賞作の『晩餐』は、加工される前の食材をテーマに扱った一連のシリーズの作品。中国の旧正月に家族・親戚が集まって囲んだ食卓を描いたもの。親戚からは受賞を喜ぶ声が寄せられたという。
邱さんの作品をはじめとする「FACE」の入選作品は、3月30日(金)まで新宿の損保ジャパン日本興亜美術館(同ビル42階)で展示されている。観覧料は一般600円。高校生以下無料。月曜休館。
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