大和商工会議所中央林間地域会員交流会(古木邦明会長)は6日、自ら甲状腺がんと闘いながら、より良い医療環境を実現するため活動する鈴木信行さんを講師に、中央林間病院で勉強会を行った。
大和市出身の鈴木さんは、二分脊椎症を罹患して生まれ、20歳・24歳の時に精巣がんを、46歳の時に甲状腺がんを発症、現在は闘病を続けながら、北里大学の非常勤講師の他、患者の立場から、医療者への提言や研修などを行う「患医ねっと」の代表などを兼務、また全国で多くの講演活動などをこなしている。
勉強会では、鈴木さんががん患者として日々、自身の病気や医師・薬剤師とのつながりの中で感じた「医師主導の『患者中心の医療』から患者主導で、医師と薬剤師の間に立つ『患者協働の医療』」の必要性を説明。自分に合った医療を受けるコツとして、「薬局でもらう『お薬手帳』に、自分の症状や残薬を書き込んだり、医師や薬剤師に見せたりして活用を」とアドバイスした。
会には交流会の会員を中心に約20人が参加。通院・加療を続ける自身の具体例を交えた鈴木さんの講演に、参加者は相槌を打っていた。
講演後は4〜5人のグループに分れ、『明日から自分にできること』について意見を交換。「かかりつけ薬局を見つける」「体に異常を感じた時の様子もお薬手帳にメモする」などのアイデアを共有した。鈴木さんは「自分の病気の治療は、医師・薬剤師と協働で自分も参加する意識を持ち、お薬手帳を使ってコミュニケーションを」と締め括った。
|
<PR>
大和版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
フリマ出店者30日まで受付4月26日 |
|
|
<PR>