大手と伍し、地元・大和で活躍する企業人を紹介する「Power of Bond in YAMATO」。第6回は、株式会社浜屋百貨店の社長・伊藤健司さん(51)。
街の役に立つ三方よしの商売
今年で創業63年目。当時市内では珍しかった割賦販売の先駆けとして「浜屋百貨店」は産声を上げた。創業者の祖父に3歳の頃から”跡取り”といわれ「真に受けて」育った。
時は高度成長期。百貨店の名の通り、日用品から家具・家電まで生活の何でもが揃い、電気工事まで請け負っていた。「仕入れると何でもすぐに売れた」商売は、幼心に「地元の役に立っている」ことを肌で感じた。
跡を継ぐことに異存はなかった。ただ選択肢のない身の上に抵抗も覚えた。大学卒業後、将来を見据え、大手不動産会社で3年間みっちり働いた。この時の経験は現在の不動産管理にも役立っている。
激しい時代の変化にあわせ、取扱い品目も変わっているが、衣料品など日用品を多く陳列するスタイルは変わらない。「地域のニーズに合ったサービスの提供」こそ、大手との差別化になっている。「色々な人と知り合えるのは商売ならでは。商売を通して地域の役に、お客の役に立てれば」と目指すのは関わる人すべてがハッピーになる『三方よし』の関係。今後はセレクトショップなど世界中の良いものを紹介し、地元に還元することも視野に入れている。そんな将来の「良きパートナー」となるのは、DNAを受け継ぐ子息になるのかもしれない。
仕事も遊びも全力投球
登山、釣り、スキーと趣味はすべてアウトドア。「自然に遊ばせてもらっている」と少年のような笑顔を見せる。特に登山は本格的で夏冬問わず、年に多くの山を踏破する。登山に必要な脚力を維持するため、毎日1時間以上のトレーニングを欠かさない。「より負荷のかかる遊びをするとリフレッシュできる」と実にストイックだ。
「頻度よりも充実感。女性のエステに似ている」と、シリウス横の『Bond HONDA』には、一度訪れるとカットからパーマ、顔そり、フェイシャル、ヘッドスパまで長い時は4時間もいるという。使用される自然素材のヘアケア製品もお気に入りで、「スイッチを一度オフにして、明日からの元気を充電してもらえる」とリラックスした表情を浮かべた。
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