今年9月、琵琶湖佐波江浜で開催された日本プロカイトボーディング協会主催のフリースタイル全日本大会で、市内鶴間在住の布施直樹さん(47)が準優勝した。
カイトボードは、パラグライダーのような大きな凧(カイト)を上げながらボードに乗り、風の力を利用してスピードを競ったり空中を飛んだりするマリンスポーツ。同大会のフリースタイルはトーナメント制で7人が出場。5分間の制限時間の中で、成功した空中技の難度で競った。
大会MVPも
試合は、風が弱い難しい条件で行われた。「ただ、その環境が私にとっては良かった」と布施さんは振り返る。普段は会社員でマーケティングの仕事をしている布施さんは、年90回以上行う練習で海の状況を毎回データ化した上でプレーを見直し、どの気象条件にも対応できる準備をしていた。「気圧配置まで読める出場者は他にいない。若い子と違い経験と頭を使えるのが『おっさん』の強み」と微笑む。後方宙返り+1回ひねりの高難度の技も成功し、準優勝。大会MVPにも輝いた。
「体力の限界」を理由に大会出場は最後だというが、海に向かう生活は変わらない。「まだまだ上手くなれると感じる。プロよりも上手い技を決めたい」と力強く語った。
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