―まず幡野会長から、ジムに通っていた頃の2人の印象を教えて下さい。
幡野「古木君は、長距離が苦手だったんだけれど、練習熱心で、毎朝10Kmを一生懸命走っていました。パンチが強くて、新人王も夢じゃないと思っていたんだけど、練習中の事故でボクシングができなくなってしまって…。五味君は高校1年の頃、練習生で入ってきたのですが、色白でスマートで、センスが良くて印象に残っています。しばらく来なくなった後、20歳の頃、総合格闘技の選手として立派な体格になって、試合の度に練習に来てくれるようになりました。立派な選手になって嬉しく思っています」
―2人はなぜ格闘技を
古木「電車の窓越しに会長のジムが見えて、強さへの憧れなどもあり、思い切って門を叩きました」
五味「自分も何も挑戦せず人生終わるのが嫌で、ボクシングを始めました。総合格闘技に転向して20歳でプロになり、受け入れられたと感じました」
―格闘技の魅力とは?
古木「ボクシングは、自分に対する限界に挑戦できるところと、1対1で相手と対峙するスポーツですが、決して孤独ではなく、多くの人に支えられていることが実感できるところだと思います」
五味「格闘技に限らずですが、いじめや仲間外れといった、子ども達の問題はスポーツをしない子の方が多い気がします。子ども達にはスキンシップが大切で、格闘技を通じて、弱い者いじめがいかにくだらない事だとか、自分より強い人をリスペクトするとか、年長者が年少者の面倒を見るとかそういったことを自然と学べると思います」
古木「それはその通りだと思います」
五味「格闘技は立派な生涯スポーツです。ダイエットのためのボクササイズでもいいですし、高齢者が体を動かすだけでもいいと思っています。飲みに行く元気があるなら運動した方がいい(笑)」
古木「自分は、リハビリの形で五味さんのジムに通っているのですが、理学療法士の先生と同様に体のことに詳しいので、とても勉強になります」
―五味さんが東林間にジムを開いたきっかけは?
五味「幡野会長とは実の父親よりも付き合いが長く、今でもパンチのトレーニングお願いすると厳しい言葉や優しい言葉をかけてくれます。親しい人も多くいるし、会長の近くでやりたいと思いました」
―古木さんが市議会議員を目指した理由は?
古木「郵便局長だったのですが、郵便局自体、地域貢献が主命題のようなところで、商店会の会長や消防団活動もしていました。中央林間手づくりマルシェで実行委員長として、地域の活性化や魅力づくりに携わるうち、地域の課題を解決するために貢献できることはないか、との思いから4年前に大和市議に立候補しました」
―今後の夢や希望などを教えてください
五味「今は一人でやっているので難しいですが、将来的には老若男女、楽しく体を動かして、ボクシングや総合格闘技に少しでも興味持ってもらえれば。会長の所のように土日はちびっ子レスリングなどで子どもの声のするジムにしていきたい。そしてプロで活躍する選手を育てて、地元の人皆でタイトル戦を応援してもらえるような、楽しませるようなジムにしていけたらと思っています」
古木「議員として活力ある笑顔あふれる大和市にしていくのが希望です。例えば中央林間手づくりマルシェは、多世代の人が交わり、賑わいの創出を生み出すイベントとして、街の活性化や魅力アップにつながっています。さらに新しい魅力を発信するためには、バリアフリー化や交通政策など、行政に働きかけ、解決しなければならない課題もたくさんあります。これらを地域の代表として真摯に向き合い、もっと歩きたくなる、外出したくなる街となるよう努力したいと思います」
―最後にお互いの活動にエールをお願いします
五味「ボクサー時代に培った闘志で大和市を中心に神奈川を盛り上げてください。また子どもたちがスポーツに触れやすい、親しみやすい環境を少しでも作ってもらえたらいいですね」
古木「子どもたちの教育に、格闘技はとても良いと思うので、格闘技人気を広げてほしいと思います。あと、また魔娑斗選手と、今度は総合ルールで試合してください」
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