大和市の指定重要無形民俗文化財に指定されている上和田薬王院の双盤念仏について、専門家の講義と現地解説の文化財愛護講座が行われる。対象は市内在住、在勤、在学者で、参加費は無料。
講座は健康都市大学の一つ。講師は筑波学院大学名誉教授の坂本要氏。日時は講義が8月31日(土)、桜丘学習センターで午後1時30分から3時30分。薬王院での現地解説が9月8日(日)、午後3時30分から4時40分。募集は、講義が先着35人、現地解説が先着100人。
双盤念仏は、「双盤鉦(がね) 」という鉦と太鼓の音に合わせて念仏を唱えるもの。音声に抑揚をつけて長く引き伸ばして阿弥陀仏の名を繰り返し唱える「引声(いんぜい)念仏」の一種。同院の双盤念仏は、鎌倉光明寺の系統を引いたものとされ、無病息災、家運隆昌に利益があるとされている。毎年、薬王院の本尊である薬師如来の縁日の9月8日とその前日に実施されている。
また同院の薬師如来は、眼病に霊験あらたかとされ、食べると眼病に効能があるといわれる芽ショウガの販売も行われる。本尊の薬師如来像は秘仏で、12年に一度、寅年に開帳される。次回は2022年。
申込み、問合せはつる舞の里歴史資料館【電話】046・278・3633、【FAX】046・272・5216。
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