片倉 忠雄さん株式会社日荷倉庫代表取締役（75歳）
商工会議所の前専務理事からの打診に「自分が？」と驚きを隠さなかった。それでも「近隣市との会合などへの出席もあり、参考になる部分を取捨選択し、大和市に合う実例を紹介したい｣と意欲的。｢元気のある企業は常に１歩先を考えている。街も同じ。大所高所から見ていきたい。『活性化するためにはどうしたらいいか』」と眼光鋭く語った。
志願兵だった父は大陸で軍の要請で製材工場を開設。そこで結婚、生を授かった。終戦直前に帰国。無事到着を知らせる電報を乗せた船が空襲に遭い、暫く親子は音信不通の時代があった。結核の転地療養のため家族そろって南林間へ。
17歳で父を亡くした後、知り合いの建材屋に就職。支援もあり25歳で独立。来年節目の50周年を迎える。常にプライドを持ち「貧すれど、鈍せず」がモットー。常に時代に合わせた形の事業展開を模索してきた。解らないことは「解る人に真正面から飛び込んで聞く」タイプ。考え方も柔軟で、大企業のノウハウを教わり「今の『働き方改革』など30年前から実践してきた｣と得意げに笑う。
「お互いに本音で付き合えるのが魅力」のゴルフが趣味。過去にホールイワンを５回も記録するほどの腕前だが「スコアは気にしない」。「常に学習」のスタンスは仕事もゴルフも変わらない。
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広げよう支援の輪5月3日 |
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