甘茶をかける参拝者
市内福田の常泉寺で４月８日、釈迦の誕生を祝い甘茶かけが行われた。
例年同寺では、年に一度公開される「釈迦誕生図」の手彫手摺木版画をもとに青蔭文雄住職が解説をする「花まつり」を開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止。屋外の本堂前に設置した釈迦の仏像に甘茶をかけて無病息災を願う甘茶かけのみ行われた。仏像の傍らには、人との間隔をあけるよう伝える看板や、手の消毒液を設置するなど、感染防止対策がとられた。
青蔭住職は「誠に残念ではあるが、今年は感染拡大の現状を鑑み中止した。皆様どうぞご自愛のほどお祈り申し上げます」と話した。
同寺では４月28日に開催予定だった「開山忌」の中止も決定している。
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