愛川町郷土資料館で開催中の写真展「愛川町で出会えるチョウ」の撮影者 浅沼 吉雄さん 愛川町中津在住 75歳
チョウや鳥にまだまだ夢中
○…3月13日まで愛川町郷土資料館で行われている写真展「愛川町で出会えるチョウ」。ここ10年の間に自身が町内で観察した75種類のチョウのうち、44種類の様子をパネルで紹介している。「構図に気を配った作品を中心に集めた」と言う様に、写真は羽を広げた一瞬を見事に捉えている。「地元で出会えるチョウを知ってもらうきっかけになれば」とにこやか。
○…カメラ片手の町内散策が何よりの楽しみ。八菅山・中津川・塩川滝などお気に入りのスポットを挙げればきりがない。国蝶・オオムラサキをはじめとする珍しいチョウも「遠くに出かけるのではなく、地元で思いがけず見つけると嬉しさが倍増なんだ」と。もとは40年のキャリアを持つバードウォッチャー。しかしここ10年はすっかりチョウにはまっている。特に理由はないと言うが「姿を見せることで春の訪れを分かるからかなぁ」と自己分析。
○…東京・世田谷育ち。「世田谷と言っても当時は付近に雑木林があり、学校から帰ると走り回って遊んだもんだ」と振り返る。フィールドの中でチョウ・トンボ・鳥を見つけるのが大好きで、外から帰れば図鑑片手に机に向かう日々。今なお頭の中の引き出しには数え切れない位のチョウや鳥の種類がインプットされている。
○…およそ40年前、仕事の関係で愛川町に移り住んでから始まった撮影活動。虫を追いかけていた昔のクセが抜けないだけと笑う一方で、「自分の撮影記録が将来地域の役に立てば」という想いもある。たまに遊びに訪れる孫たちはかわいい盛り。しかしフィールドの面白さにはまだ目覚めていないようで「ちょっと虫をみつけようものなら大騒ぎ。俺とは大違いだよね」と微笑んだ。
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