11月3日に開催された第6回湘南国際マラソンで優勝した 村戸 雄輝さん 市内山際在住 31歳
陸上と演劇に情熱
○…ゴールテープを切った瞬間、頭に浮かんだのは、沿道で声援を送ってくれた仲間(=マラソン愛好会「走れジョニー」のメンバー)の姿だった。2時間25分48秒、2位と3分近い差をつけての初優勝。「自分のペースで走れたのが良かった。やったぁ!というよりは、ホッとしたという気持ちが強かった」と笑う。フルマラソン自己ベストは、2時間19分35秒。
○…山際の自宅から駅前にある勤務先までの通勤ラン12Kmは、いつも欠かさない。大会へ向け、本格的にトレーニングを開始したのは今年7月。通勤ランと合わせて一日20〜25Km走った。大会へエントリーをしてくれた仲間のためにも優勝したい。その思いは強かったが、無理に体を追い込むようなことはしなかったという。「仕事に影響が出たら元も子もない」と、今回の練習では、特に走り方や姿勢に気を使った。
○…陸上をやっていた父親のアドバイスで、中学入学と同時に陸上部に入学。子どもの頃を振り返り「徒競走がとんでもなく遅かったんですよ」と苦笑い。やった分だけ結果が出たのが長距離競技と、次第にのめりこんでいった。広島経済大学3年時には、『出雲駅伝』と『全日本大学駅伝』にも出場。厚木へやってきたのは3年前。現在は、旭町の『ボディクラフト湘南』で鍼灸師として働く。
○…趣味は演劇鑑賞。下北沢や池袋によく出かける。お気に入りは、劇団『キャラメルボックス』。「しんみりとする場面もあるんですけど、最後は笑わせて終わりみたいなのが好きなんです」とギラギラ目を輝かせる。次のレースは、来月沖縄で開催される『那覇マラソン』。昨年は2位だったというこの大会。目標は?と聞くと「もちろん優勝です」と力強く宣言した。
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