今季から監督に就任し、９月８日（土）開幕のトップイーストリーグを戦う 川尻 大さん 栗田工業ラグビー部監督 ３７歳
妥協せず、覚悟を持って
○…市内まつかげ台のグラウンドを本拠地として、地域リーグ・トップイーストリーグ１部に所属する栗田工業ラグビー部。今年４月にコーチから新監督に昇格し、９月８日（土）には海老名運動公園で行われるリーグ初戦に臨む。「ボールが動き、見ている人が楽しめる試合をしたい」と意気込みを語る。チームの目標は、トップリーグへの昇格プレーオフ「トップチャレンジ」へ進出できる２位以内。ここ数年成績は上がってきたが、その壁は打ち崩せずにいる。就任後のあいさつでは「覚悟の気持ちで、練習から妥協せずに一年間やりきろう」と選手に説いた。チームスローガンは選手たちが決めた「challenge」。
○…親と兄がラグビーをやっていたこともあり、高校入学を機にサッカーからラグビーへ転向。帝京大学を経て栗田工業に。センターやウイングなど、快足を活かしたポジションを務めた。「華のあるプレーヤーではなかった」というが、思い出の試合は入団２年目のリーグ入替え戦。関東一部Ａリーグ（当時）だった日野自動車相手にトライを決め、チームの昇格に貢献した。12年間プレーし、引退後は昨年までコーチを務めた。選手には「ダイさん」の愛称で親しまれる。
○…今年５月に行われた「あつぎラグビーフェスタ」では、地元の子どもたち相手にラグビー教室を開いた。まつかげ台でのリーグ戦には毎年、市内のラグビースクールの生徒たちが応援に駆けつける。「地域の皆さんが応援してくれるのはとてもうれしい。子どもたちが大きくなって将来クリタに入団してくれるといいですね」とはにかむ。
○…横浜市在住。開幕戦には妻と、その両親も応援に来る予定。「両親もラグビー好きになってくれたみたい」と声が弾む。普段は社内で海外営業の部署に所属。趣味も海外旅行。仕事を含め、50回は海を渡った。よく訪れるのはハワイやフィリピン。スキューバダイビングを満喫するそうだ。
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