神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

9月16日(日)に初の石彫アート教室を行う「あつぎ素敵美術館をつくる会」の代表 肱元(ひじもと)伸さん 彫刻家 43歳

公開:2012年9月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

「石を彫るのはスポーツ」

 ○…野外彫刻造形展の運営委員6人で構成される市民活動団体「あつぎ素敵美術館をつくる会」を5月17日に立ち上げた。「石は素直。奥が深く、触っていると楽しい。形にしたいことを立体表現できるのがいい」と魅力を語る。9月16日(日)に初の石彫アート教室を睦合西公民館で行う。「たとえば、犬を彫っているうちにカエルになり最終的に魚になった。正解はなくそれでいい」。目の前の石と格闘することが大切だという。石彫りは「固定観念や偏見を壊していく」作業だとも。

 ○…玉川大学時代の恩師にあたる厚木在住の石彫家・高橋正晴さんから、安曇野出身の彫刻家・高嶋文彦さんを紹介してもらったことが転機になった。1994年に師事し、アシスタントについた。2004年に高嶋さんが亡くなり、アルバイトで通っていた七沢彫刻工房を引き継いだ。「とにかく手を動かして。雑用がうんと大事。近道はない」と続けることの大切さを学んだ。「石を彫るのはスポーツ。天職だと感じた」と話す。

 ○…横須賀市生まれ。三人兄弟の末っ子として育つ。自衛官の父からは厳しくしつけられたが、日曜は毎週のように山と川で過ごした。工作好きでテレビ番組『できるかな』のノッポさんを真似し、時間を忘れるくらい没頭。「おもちゃの代わりに万力などの道具は買ってくれたよ」と笑顔を見せる。ラグビー、卓球部と体育会系出身だが、大学は文芸部に。「運動も読書も大好き」。厚木に来てからは短編小説を2本書いたという。椋鳩十と江戸川乱歩の作品をこよなく愛する。

 ○…「人に教えるのは苦手」だと照れるが、石彫りの楽しさを伝えることに今は全力投球。夢中になっている姿に「してやったり。工夫してモノを作る体験は、きっと何かに結実する」と話す。12月に行われる、あつぎ市民芸術文化祭第九の合唱にも参加する。工房で第九を歌いながら石を彫るのが最近の楽しみだそうだ。愛川町在住。
 

厚木・愛川・清川版の人物風土記最新6

平居 拓也さん

5月18日まで鳶尾「もりや亭」で鉛筆画を展示している

平居 拓也さん

厚木市森の里在住 39歳

5月3日

小川 貴司さん

4月に発足した厚木市消防本部日勤救急隊の隊長を務める

小川 貴司さん

厚木市寿町在住 45歳

4月26日

澤本 徹さん

4月1日付けで厚木市立病院の救急センター長に就任した

澤本 徹さん

厚木市七沢出身 52歳

4月19日

横田 和道さん

厚木警察署長に就任した

横田 和道さん

厚木市内在住 59歳

4月12日

野口 昌子さん

40年にわたり高校生に茶華道を指導し今も厚木北高で続ける

野口 昌子さん

厚木市出身 88歳

4月5日

平山 享さん

清川村煤ヶ谷駐在所勤務となった

平山 享さん

清川村煤ヶ谷在住 47歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook