厚木北児童館運営委員長として、創立30周年式典を行った 冨田 眞樹子さん 東町在住 68歳
子どもたちは宝物
○…市内には37の児童館がある。厚木北児童館が創立30周年を迎え、記念式典が12月1日、同館で開かれた。厚木北児童館運営委員長として、子どもの成長をこの目で見守ってきた。司会や演出は全て子どもが主役。また、招待状や贈り物などは手作りにするなどアイディアを出してきた。「児童館は第2の我が家。いつまでも地域の子どもたちが身近に感じてもらえて、笑顔あふれる心のよりどころのような居場所でありたいですね」と話す。
○…前任の運営委員長からバトンタッチしたのは10年前。「私でも力になれるのならば…」と引き受けたが、根底には子どもと関わりを持ちたいという想いがあった。「子どもは最高の宝物。長く生きてきた者としてメッセージを伝えられる立場でありたい」と力を込める。児童館で子どもを目にすると「遊びに来てくれてありがとう」と声をかけてきた。
○…子どもたちには「日頃から人と良い関係を築くこと。自分が生きているのは、多くの人の支えがあってこそ。相手の立場に立って考えられる人になってほしい」と伝えている。一番印象に残っているのは、指導員が親と同じ目線で子どもたちを叱っている姿を見たこと。「夢や希望を形にしてくれるのが運営委員や児童館の指導員。悪いことは悪いと言えるように親と対等な関わりをしていたという報告を受けたときはやはり嬉しかった」と話す。
○…大磯町で生まれた。「小さい時から大人っぽい」性格だったそう。結婚を機に厚木に移り住み、専業主婦に。その後、幼稚園のPTA会長や厚木市母親クラブ連絡協議会の会長を務めた。今年4月から、厚木市児童館運営連絡協議会の会長に就任。気分転換は書店をぶらり。癒しの時間になっているそうだ。3人の娘と孫は5人。孫と一緒に英語検定や漢字検定に向けて勉強中。「どちらが先に合格するか。なかなか雑事に追われてしまって…。先を越されるかなぁ」と笑った。
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