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安全・安心のスペシャリスト 倉持 隆雄さん 厚木市セーフコミュニティ総合指導員 62歳

公開:2015年12月4日

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貫く正義は我がまちのため

 ○…セーフコミュニティ(SC)の再認証も取得し、「安全・安心な街」を目指し続ける厚木市。その立役者として、陰に日向に職務を全うしてきた。この道20年。「あの地区は、特にこの犯罪が多くて。この間の常総の被害は他人ごとではなくて…」そう話す姿は、まさに安心・安全のスペシャリスト。

 ○…1979年に厚木市役所に入庁。防災に携わるきっかけとなったのは阪神淡路大震災。「地域防災計画」の見直しを担当した。犯罪の認知件数がピークだった02年には、新設された安心安全部市民生活課の初代担当に。「最初は一人で始まったんだよ」と笑いながら当時を振り返る。

 ○…転機となったのは07年、京都で行われたセーフコミュニティの国際会議に出席したこと。事件・事故の予防を行い、成果も出ているが体感治安は向上しない。「どうしたら、と思っているときにSCの考えに出会い、これはと思って提案しました」。そこから、認証へ向けた取り組みを開始。市民へアンケートを取り、問題点を洗い出した。

 ○…以来、防災・防犯の道を歩み続け昨年3月に退職。以降は厚木市セーフコミュニティ総合指導員として、月の半分は各地へ講演に飛び回る。08年から始めた講演は、国境も超えること通算200回弱。「活発なコミュニティ活動を行う地域を作ることで安心・安全な街になる。それを広めるために、データを基にした話をするのが私の役目。もっと市民に伝えたい」

 ○…生まれも育ちも厚木。小さなころから「長」のつく役どころが多く、「喧嘩はしないガキ大将」だったそう。正義感が強いかと問えば「おせっかいなだけ」と笑う。「任せられることが多くて」と言いながら名刺の裏には肩書がびっしり。全国に2人しかいないセーフコミュニティ・シニア上席サポーターでもある。たまの休みは植木をいじり「2000鉢くらいあるかな」とさらり。相模原市在住。

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