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市内田村町のアート杉山で30年目の個展をあすから開く 神崎 宣彦さん 清川村在住 69歳

公開:2016年9月9日

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風景画はその日の記録

 ○…「好きで描いた油絵展」と題した個展を毎年開催して30年。大山などの身近な風景や可憐な草花など、その年に描いた作品を展示してきた。今年は25点を用意し、あす10日(土)から19日(月)まで開催される。「画廊の杉山さんをはじめいろいろな方に応援いただいた。見に来ていただけるだけでありがたいです」と話す。来場者との1年ぶりの再会も楽しみの一つだ。

 ○…設計事務所に勤務時代、担当していた画廊「アート杉山」の完成を記念し「やってみては」と勤務先の社長に背中を押された。当時は油絵を始めて3年目。以来毎年画廊側から声がかかり、気付けば30年。個展以外にも、公募展「厚展」の事務局長を長年務める。

 ○…生まれは荻野。父の仕事の関係で小学生時代は相模原にいたが、中学生で厚木に戻った。当時から「勉強よりも写生会」と絵を描くのが好きだった。転機となったのは相模原の風景画家・五十畑勝吉氏との出会い。厚木で開かれた個展を見に行ったのをきっかけに、月2回教室へ通い風景画を学んだ。

 ○…絵を描く上でのポリシーは「その時の記録を描くこと」。自分の色を入れるのではなく、現場の記録を忠実に描く。そのため何よりも時間をかけるのは描く地点。だいたい30分かけて「ここだ」という位置を決め、1日かけて現場で仕上げる。それも横幅90cm近い、30号のキャンバスに描くというのだから驚き。よく題材にするのは、大山の風景。特にお気に入りなのが玉川沿い、小野から見える阿夫利峰の姿。「『目をつぶっていても描けるでしょう』と言われますが、四季折々毎回違う顔を見せてくれる」と声を弾ませる。

 ○…子どもの成長を機に、36歳で清川村に移り住んだ。和と洋が調和する一軒家は、もちろん自分自身が設計したもの。その室内には絵はもちろん、彫刻作品も。ナスの上に乗るカエルの木彫りは指先までリアル。まさに一瞬の記録だ。

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