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4月から2度目の中央図書館館長を務める 三橋 由紀子さん 七沢在住 57歳

公開:2012年4月27日

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人生の節目には本があった

 ○…2006年から4年間中央図書館の館長職を務めていたが、その後人事異動で市こども家庭課の課長に。4月の異動で中央図書館に復帰し、再び館長職を担うこととなった。市庁舎での2年間で学んだのは、外部への情報発信の大切さ。「来庁された市民の方はおろか、庁内の人にも図書館の行事が知られていなかったのには驚きました」とPR強化を誓った。

 ○…子ども向けのサービスのきめ細やかさは、同館の強みの一つ。なかでも自身が中心となり2003年から始めた事業が「ブックスタート」。絵本の読み聞かせを通じ、赤ちゃんと親の心のふれあいを深めてもらう取組みだ。「子どもに本を好きになってもらうのは、保護者や行政を含めた大人の役目」と話す。美しい言葉が書かれた、色彩豊かな本に出会ってほしい。その思いで今年からは、市の第2次子ども読書推進計画の策定に取りかかる。

 ○…「整理して考えると、いろんなところで本との関わりがあった」という人生。病弱だった幼少期。入院中に叔母がくれた絵本がきっかけで、読書に親しみを持った。小学校3年の担任に読書感想文を褒められたのがうれしくて『若草物語』や『小公女』などの世界名作童話を図書室が閉まるまで読みふけった。司書として市の図書館で働き始めたのは、高校生のときに出会った学校司書への憧れから。書棚に昔読んだ本を見つけると心が躍った。

 ○…感情を込めたやさしい語り口で絵本を読み聞かせる姿は「心やさしいお母さん」。いま夢中の本は宮部みゆきの同心シリーズ。「登場人物の子どもの成長過程が愛おしくて泣いちゃうんです。だから休みの前日に読みます」とのこと。自身の子どもは30歳と28歳。幼いころは寝る前に絵本を読んでとせがんだ息子も一児の親だ。「孫がブックスタートの時期なんで、遊びに来たら本を読んであげたい」と目を細める。お孫さんは幸せだな、と心から思った。
 

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