かたことNOTE
▽トップ記事に書いた雄勝町視察研修に同行した。そのときに感じたこと色々。▽まず一つは「いいね！」…厚木商工会議所と自治会がひとつの事業を実施するのは非常に珍しいという。厚木の最も北部に位置するこの依知地域。人と人のつながりが強く、地域商工業者と地元住民の連携がうまくできているようだ。依知北ブロックの事業に石川厚木商工会議所会頭と杉田副会頭、中村副会頭も同行するなど全面的にサポート。「ブロック制のいい効果だろう」と石川会頭も満足そうだった。▽その次は「まだ、まだ、まだ」…。震災直後に被災地を訪ねたときは目の前は瓦礫の山と悲惨すぎる光景。今、南三陸も雄勝も、閑散とした景色。人けがない。家々の基礎も土台も撤去され、ただ草の原が目前にある。「以前はここらにはずっと住宅があったんです」と自身の家も津波にさらわれたという語り部氏の悲しげな声が耳に残る。▽「いいね！」をもう一つ。青森県から復興に携わりたいと石巻市に志願して入職した青年があったと。今春、雄勝総合支所仮庁舎に配属されたという、そのキリリと覚悟を決めたような若い顔が忘れられない。５３００人だった町の人口は今１２００人余。庁舎職員は現在37名。「人口が少なくても、仕事は変わらない」と話す来年定年というベテラン職員の胸の内を思うと辛かった。▽最後にみなさんに。「レッツゴートゥー石巻」そして「震災をわすれないで！」
