11月1日付で厚木商工会議所の第10代会頭に就任した 中村 幹夫さん 上依知在住 69歳
めざすは「強い商工会議所」
○…11月24日、厚木商工会議所5階ホールで行われた所信表明。中村体制を支える副会頭ら同席のもと、同会議所議員が出席、さらに行政関係者、地元メディア各社も駆けつけ会場は満席。会議所の歴史の中でも初となる会頭の所信表明は大きな注目を集めた。
○…プロジェクターを用いての所信表明。基本方針をこれまでの明るく元気な商工会議所に加え「強い商工会議所へ」と発表。合言葉は「Power UP・3000」だ。強い商工会議所の条件として「資金力」「組織力」を挙げた。具体的には現在の会員数約2000事業所を3年間で3000へ、そして総会などへの出席率アップを求めた。さらに会員増強委員会の設置、業種ごとの部会を6部会から7部会体制へ、など具体的に現在の状況を数値で示し、めざすイメージを明確に打ち出した。
○…(株)大和ケミカルの会長。高知県出身。工業高校卒業後、内陸工業団地の会社に就職。25歳で友人と会社を立ち上げ。そして不慮の事故による永遠の別れ。「彼がいなかったら今の自分はない」という人生の相棒を失い、一度はあきらめかけた事業も創業40年で息子に譲った。この波乱万丈の人生は、自叙伝『いごっそう人生』にしたためた。
○…会頭就任から1カ月。11月中に90を超える会議所議員の全事業所を挨拶してまわった。自分は「地元の人間ではないから、これが会頭としての”1丁目1番地”。必ず訪問しようと決めていた」と。スケジュール帳には予定がびっしりと埋まっていた。「行動あるのみ、猪突猛進型、せっかち」と自己分析。ジョン万次郎、岩崎彌太郎、板垣退助を生んだ土佐のDNAを引き継いでいる。「新たな波乱万丈の幕開けですね」との問いかけに力強くうなずいた。「厚木の商工業の発展のために尽くせれば、生かしてくれる神様に恩返しできる」と。「厚木の底ヂカラをもう一度信じてみたい」、そう思えるリーダーが現れた。
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