神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

世界で活躍する建築家で、12月8日に凱旋記念講演を行った 石上 純也さん 鳶尾出身 44歳

公開:2018年12月21日

  • X
  • LINE
  • hatena

在り方つきつめ作品に

 ○…今年、パリの現代美術館「カルティエ現代美術財団」で建築家を特集する初の大規模個展に抜擢され、改めて脚光を浴びた。モスクワ科学技術博物館のリノベーションや、世界各地でプロジェクトを進行させている、世界が注目する厚木出身の建築家だ。

 ○…荻野小、荻野中、厚木高校卒。東京藝大大学院修士課程を修了後、妹島(せじま)和世建築設計事務所に勤務、2004年に独立。09年には日本建築学会賞を、翌10年には第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞を受賞。厚木では神奈川工科大学KAIT工房やアミューあつぎの屋内広場solaなども手掛けている。

 ○…コジマホールディングスの社会貢献活動の一環で、世界で活躍する建築家として招かれ凱旋講演を行った。講演テーマは「自作について」。すべて計算しつくされ人工的に作られた森や、洞窟のようなレストラン兼住居、間口1・3m・高さ45mの教会などの作品について語った。「学生時代の先生や地元の友人など、知った顔が多く来てくれた。自分が何をやっているか、わかってくれたかな」と笑った。講演の質疑で、建て替えの話が進んでいる厚木市庁舎を設計してくれないか、との問いに「発注してくれれば考えますよ」と、場内を湧かせた。

 ○…「モノづくり」への興味から進んだ建築の道。思考の根本にあるものは「(建築物を)使う人と建築文化に、同時に影響できる事をやっていきたい」ときっぱり。構造物の在り方(役割)をシンプルにつきつめ、その個性を拡張、自身の思考が加わり増幅させることで、作品となる。自身が参画する神奈川工科大の新プロジェクトは、いよいよ来年着工。彼の作品がまたひとつ、厚木で見られることになる。

厚木・愛川・清川版の人物風土記最新6

平居 拓也さん

5月18日まで鳶尾「もりや亭」で鉛筆画を展示している

平居 拓也さん

厚木市森の里在住 39歳

5月3日

小川 貴司さん

4月に発足した厚木市消防本部日勤救急隊の隊長を務める

小川 貴司さん

厚木市寿町在住 45歳

4月26日

澤本 徹さん

4月1日付けで厚木市立病院の救急センター長に就任した

澤本 徹さん

厚木市七沢出身 52歳

4月19日

横田 和道さん

厚木警察署長に就任した

横田 和道さん

厚木市内在住 59歳

4月12日

野口 昌子さん

40年にわたり高校生に茶華道を指導し今も厚木北高で続ける

野口 昌子さん

厚木市出身 88歳

4月5日

平山 享さん

清川村煤ヶ谷駐在所勤務となった

平山 享さん

清川村煤ヶ谷在住 47歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook