6月9日に開催される、あつぎ飯山あやめ祭りの大会会長を務める 森久保 純生さん 厚木市飯山在住 73歳
地域で咲かせる笑顔と花
○…休耕地を活用して地域を活性化させようと始まったあつぎ飯山あやめ祭り。大会会長を任され4年目。「大それた肩書は当日だけだよ。気心知れた地域の仲間みんなでやっているんだ」と笑う様からは、仲間たちへの厚い信頼が伺える。自治会や消防団、農業委員など、地域の団体から集まったメンバーが、あつぎ飯山あやめ会として年間を通して準備している。
○…飯山では、桜やポピー、ざる菊など咲き乱れる花々を活用して、地域の活性化にむけイベントを行う。実際のところ、一つのイベントのためだけでなく、地域で分担し年間を通して管理運営しているのだそう。心配の種は高齢化。「何かやりましょうよ!っていう、元気な若い力が欲しいね」。「何事も一歩一歩進んでやっとクリアできると、良い仲間ができているもの。役が人を育てるんだ」と語る口調は力強く、情熱が溢れている。
○…飯山で生まれ育ち、小鮎小・厚木中・厚木高卒の生粋の厚木っ子。大学を出て郵便局に勤めるはずだったが、卒業を目前に控えた年末、ひょんなことからガソリンスタンドを経営することに。以来52年に渡り(有)飯山石油を盛り立ててきた。また数々の団体で役を歴任しており、瑞宝単光章も受章している。孫は4人。「多忙で子どもの面倒が見れなかった分、孫に手をかけてやりたいな」と目尻を下げた。
○…一昨年あたりからハナショウブの咲きが悪くなったのを感じていた。多くの人の案を取り入れやっていたが、今年は県農業技術センターから専門家に来てもらい土地を改良。ハナショウブは見事にたくさんの花を咲かせ、祭当日を待ちわびている。「当日だけでなく、前後にもたくさんの人が見に来てくれる。満開の笑顔を咲かせて喜んでもらえたら、うれしいねえ」
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