(一社)厚木歯科医師会の会長を務める 難波 勝文さん 妻田ナンバ歯科医院 院長 59歳
患者さんに喜ばれる活動を
○…「地域住民の皆様をはじめ、行政・歯科が一体となって包括的なケアが出来るように、会員が一体感を持って活動を進めていきたい」。今年5月に新会長として就任。厚木市・愛川町・清川村の会員と力を合わせて、超高齢社会での歯科医療の在り方を考えていく。「患者さんに喜ばれる活動を拡充していきます」と笑顔で話した。
○…歯科医療では、在宅などの需要増加により歯科衛生士の人材不足が課題となっている。同会では高校生を対象に歯科医療への理解を深めてもらおうと、歯科医療がテーマの映画上映と現場で働く歯科衛生士のトークイベントを企画した。「今後活動の場も広がる歯科衛生士は歯科医療に欠かせない重要な仕事。待遇面なども含め、しっかりと考えていかなければならない」と力強く話す。
○…厚木生まれ。厚木高校から神奈川歯科大学へ。卒業後は同大麻酔科に籍を置きながら、東南アジアの無医村への無料診療活動に立ち上げから参加。15年にわたり奉仕活動を続けた。同団体は現在、外務省の助成を受けるNPO法人として活動する。その頃の充実感は今も歯科医としての大きな原動力となっている。31年前に市内妻田北に妻田ナンバ歯科医院を開業。『安心・安全・誠実』を掲げ、訪問診療にも力を入れ、今では地域になくてはならない存在だ。「口腔だけでなく、全身も健康でいてほしい」と、様々な角度からより良い歯科医療を提供している。
○…軟式テニスに合気道、野球や波乗りまで、学生時代からアクティブに体を動かすタイプ。研修などで全国へ出掛ける際には神社などを巡るという。会長として目指すのは通院が難しい高齢者へのケア。「今年から厄年。前向きにみんなの『役』に立つ年にしていきたい」と微笑んだ。下荻野在住。
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