厚木警察署の署長に9月5日付で就任した 河辺 裕司さん 第96代署長 57歳
「チーム力で治安を守る」
○…2000年に地域第三課長として1年間、厚木署に赴任。「当時は本厚木駅前の繁華街で客引きなどが多く、刑法犯が右肩上がりの時期。事件事故の多いエリアというイメージだった」と振り返る。それ以来、約20年ぶりに厚木署に戻ってきた。「本厚木駅前の交番も新しくなっていたし、警察署も移転した。以前よりも働きやすい環境になったね」と話す。
○…警察官をめざしたのは大学3年の時。警視庁に勤め始めた大学の先輩と再会した時に、「自分に合う仕事だ」と感じた。当初は一般企業への就職をめざしていたが、「こういう社会貢献の仕方もある」と警察官を志した。これまでに県内の警察署をはじめ、暴走族対策室、県警本部の少年捜査課長、総務課長などを歴任。生活安全対策課のストーカー対策室長の時には、逗子市で起きたストーカー殺人事件に携わった経験から、「二度と起こしてはいけない事件。あのような辛い思いを誰にも経験させたくない」と渋い顔で語る。
○…相模原市の出身。小さい頃からスポーツが好きで、小学校では野球、中学校はハンドボール、高校はバレーボールで汗を流した。現在の趣味はゴルフだが、職務に専念するため「しばらくはお預けかな」。一方で、「柔道着は持ってきているよ」とにっこり。まだまだトレーニングは欠かさない。
○…厚木署は厚木市、愛川町、清川村の1市1町1村を管轄する。「有名企業がある工業団地、ベッドタウン、温泉地、観光地など、何でも抱えているエリア」と称する。その中でめざすのは、もちろん安全、安心の町。「署長一人では何もできない。人との出会いを大切にして、組織のチーム力を高めて治安を守る。1+1が3や4になるように、一丸となって安全・安心を守りたい」
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