癌を克服しフットゴルフW杯出場を目指しジャパンツアー参戦中の 柴田 晋太朗さん 厚木市寿町在住 20歳
「考え方や行動で人は変わる」
○…約2年間にわたる癌との闘いを乗り越え、サッカー経験を活かし今年日本で開催されるフットゴルフワールドカップ出場を目指し、ジャパンツアーに参戦している。昨シーズンは半年だけの出場ながらトップ10入りした。「当初はキック力に自信があり、なめていた。努力しなければ、よい成績は残せないことを痛感した。今は何事も努力すれば必ず叶えられると信じ、一試合一試合を大切に戦っている」。
○…サッカーに没頭していた高2の秋、右肩が重く上がらない症状に。1カ月後、激しい痛みを感じ病院へ。下された診断は「悪性骨肉腫」。真っ先に医師に確認したのは「治ったらサッカーができるのか」。「できる」に、「ならがんばろうと思った」。一度克服したのもつかの間、肺への転移が見つかる。結局、治療に約2年を費やした。しかし闘病中は頭を切り替え、今までできなかったことをやろうと読書に没頭。自伝や小説からさまざまな考え方を吸収できたと微笑む。
○…癌治療終了後、厚木市を拠点にJリーグ参入をめざす「はやぶさイレブン」のアドバイザーに就任。そこでフットゴルフに出会い同チームのフットゴルフチームの一員に。「W杯などの目標があり、自分の培った技術が使えるので、チャレンジを決めた」。
○…両親と妹と4人暮らし。目下の目標はフットゴルフW杯の日本代表入りだが、サッカー選手への復帰も狙う。一方で、現在米国の大学の日本校に在学。その先の夢として、「英語・サッカー・フットゴルフなどの自分が手に入れたスキルを融合させて社会貢献ができるようなビジネスを行う経営者を目指したい」とビジョンを描く。取材中に語った言葉、「考え方や行動で人は変わる」が印象的だった。
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