2020年度神奈川県看護師等養成実習病院の実習指導者表彰を受けた 矢後 佳子さん 神奈川リハビリテーション病院看護科長 52歳
看護師一筋30年
○…15年間、病院での実習指導を担当。途中、専任教員として教鞭を執った後、病院勤務に戻り、専門的な知識を活かして学生に看護の楽しさや厳しさ、やりがい等を伝えている。「日々の仕事を見てくれている人がいて、評価につながったことが嬉しいです」と受賞の喜びを話す。実習指導者には、看護基礎教育での実習の意義や役割を理解することが求められるという。実習指導を始めてから心がけていることは「学生さんがどんな看護をしたいかを聞くこと」。
○…愛川町で生まれ育った。中学3年の夏、看護学校の見学に行ったとき、看護師の仕事を「おもしろそうだなと思った」。高校卒業後、神奈川リハビリテーション病院で看護助手として働きながら、厚木専門学校に通い、看護師の資格を取得した。「毎日ハードで、このときが一番大変でした」と振り返る。
○…看護師になり3年目から実習指導に携わっている。学生への関わりについて基礎から学ぶため、1年間教育養成課程を受講。6年間厚木看護専門学校で教壇に立った。「学校で学ぶことと現場での実践をつなげられるよう、意識して教えていました」。その後病院勤務に戻ってからも、「学生さんが患者さんに合ったケアができれば、達成感もあるし、その様子を見守るのは嬉しいですね」と頬を緩める。
○…今はコロナで自粛中だが、旅行が好き。「学会も多く、3カ月に1回は行ってましたね」。学会では、同じ志を持った看護師仲間と情報交換をしたり、食事をするのが楽しみなのだとか。「これからは患者さんの退院後の生活を想像して看護をしなければいけない。一人ひとりの生活にあった支援ができれば」。看護師一筋30年。その道はまだ続く。
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