厚木神社での骨董市を主催する 福島 和幸さん 厚木市妻田西在住 66歳
古いものにワクワク
○…5月から毎月第4日曜日(12月のみ12日)に厚木神社で開催されている骨董市を一人で主催している。業者への呼びかけも自ら行い、20店舗近くが集まる。「日曜日は他の地域でも骨董市が開かれたりするので、業者に選んでもらうのも大変」と話す。「みんなが気持ちよく出店してくれるようにコミュニケーションに一番気を遣う」というが、「準備や片づけを手伝ってくれたり、応援してくれる業者の人たちもいるので、一人でもやれている」と笑顔が覗く。
○…「地元厚木に賑わいを創出したい。自分にできることは何だろう」という思いがあり、自身も古物商の資格を持つことから骨董市を思い立ち、場所探しに。だいぶ以前に厚木神社で行われていたことを思い出し、「復活させたい」と交渉。神社も快諾し開催が決まった。「懐かしく感じてくれる人もいるんじゃないかな」。
○…富山県生まれ。物心つく前に父親の転勤で厚木市に。子どものころから古いものに興味があり、古墳や化石が大好きに。また、中学生くらいからは古銭にはまり、アルバイトができる年齢になると、もらった給料で古銭を買いに行き集めるように。「うまく言えないけど、すごく惹かれる。ワクワクする」と満面の笑みで話す。両親は他界し、現在は一人暮らし。「時間があれば、化石を探しに行きたいなあ」と情熱は衰えない。
○…「何か特別なものはなくても穏やかな日常に当たり前のように溶け込んだ、出店者もお客さんも楽しめる、そんな存在の骨董市にしていけたらうれしい」。「苦労は?」の質問に「うーん」と考えたあと、「ないよ」。終始穏やかな表情に「自分が望んだ好きなこと」をやれてる喜びが垣間見られた。
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