厚木三田会の４代目会長に就任した 小澤 俊通さん 厚木市三田在住 67歳
仲間たちのとまり木に
○…「この地に三田会があって良かった。そう思って頂けるような会にしていきたい」。慶應義塾大学の同窓会組織となる三田会。厚木に住む卒業生有志が集まり１９９３年に誕生した地域三田会『厚木三田会』の立ち上げメンバーの一人であり、４代目会長に就任した。「同窓生の団結力が強い大学。仲間が集える場所を作りたかった」と当時を振り返る。
○…厚木三田会は現在１２０人ほどが在籍。厚木・愛甲郡のみならず、伊勢原や海老名、座間などに在住・在勤の塾生が集う。２０２０年から新型コロナの影響で活動自粛が続くが、そんな今だからこそ塾生への参加呼びかけに力が入る。「卒業から何年経っても、肩を寄せ合い歌うことで、すぐに大学時代に戻れる。それが同窓会の魅力。在住者はもちろん、仕事などで、この県央に来た仲間が自粛で絆や縁を求めているかもしれない。そんな塾生の居場所を作りたい。みんなで『若き血』を歌いましょう」と呼びかける。
○…生まれも育ちも厚木。厚木高校卒業後、慶應義塾大学法学部へ。「部活にアルバイトの日々、不真面目な学生でしたよ」と笑う。高校は応援団。そして大学では落研に所属。その理由は「人を笑顔にできるから」。三田祭で満員の中、落語を披露したのが思い出だ。
○…市内三田の厚木田園幼稚園の理事長。大学卒業後はイギリスに留学し、帰国後は語学の活かせる職に就くも、地域の相談を受けた父親の勧めもあり25歳で幼稚園経営へ。現在は県幼稚園連合会会長、全国私立幼稚園連合会の副会長を務め、また厚木商工会議所の副会頭とパワフルに活動する。「園児、保護者、職員のみんなが幸せになれる環境づくりが私の仕事」とほほ笑んだ。
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