逗子・葉山版 掲載号:2011年5月27日号
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葉山の歩み 克明に 「郷土誌葉山」第8号が刊行

誌面を手に笑顔の矢嶋編集長(=前列中央)ら
誌面を手に笑顔の矢嶋編集長(=前列中央)ら

 葉山郷土史研究会(吉田耕一会長)はこのほど、「郷土誌葉山」の第8号を発刊した。2004年に創刊以来、町内各地区を7号にわたって取り上げてきた同誌は、今号からは別の視点でさらに葉山を掘り下げる。また、史料を丹念に読み解いていく姿勢はそのままに、カラーページなどこれまでにない試みにも挑戦。結成から10年を経て、同会は新たな一歩を踏み出す。

 今号は「特集・続堀内」の副題で、改めて堀内地区にクローズアップ。同誌初の巻頭カラーページでは、”交通の要衝”堀内を描いた絵図が時代を追って紹介されている。「せっかく彩色が綺麗に残った絵図なので、どうしてもカラーにしたかったんです」と鈴木雅子副会長。今号には他にも、地道なフィールドワークによって網羅された家紋・屋号など、数々の見どころがある。中でも目を引くのは、幕末期に起こった分村騒動「堀内村岡浜出入」をはじめ、古文書をもとにした記事だ。10名からなる「古文書部会」が一つひとつ丁寧に解読した努力が、論述の質を高いものにしている。

 ワープロ打ち込みや校正なども全て自分たちでこなし、1年かけて編んだ今号。編集長の矢嶋道文さんも、「全員の力でまとめられた。他の郷土誌にはなかなか真似できないのでは」と出来ばえに自信をのぞかせた。

 来月1日に活動10周年を迎える同会。2001年に郷土史家の黒田康子さん(現・同会顧問)と吉田会長、矢嶋編集長の3人で結成した。今では28名の会員を擁し、実地での学習会なども精力的に行う。

 また同会では、早くも次号・第9号の編集に乗り出している。第2号で取り上げた一色地区を特集する予定だ。同会では「読者から寄せられる反響が次号にもつながる」と、読後の感想や情報の提供を呼びかけている。

 同誌は葉山町・逗子市などの各書店・コンビニや、葉山図書館2階「葉山まちづくり協会」で購入できる。1〜7号は800円、8号は900円(いずれも税込)。問合せは【電話】046(875)4193同会矢嶋さんまで。
 

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