逗子のまちなかを使って芸術にまつわる様々なイベントが繰り広げられる「逗子アートフェスティバル2013〜はじめよう芸術祭」が9月27日(金)に開幕する。市が市民協働で取り組む初の試みでこれまで行われてきた文化芸術事業に加え、演劇、メディアアート、音楽、作品展示など約20のイベントを開催。アートを通じた地域活性化や世代間交流が狙いで、同実行委では「今年を成功させ、来年度以降に繋げたい」と意気込んでいる。期間は12月8日(日)まで。
市では、12年3月に制定した文化振興基本計画で、重点事業の一つに「地域文化の創造を象徴する事業」として14年度に市民を主体とした「逗子アートフェスティバル」の開催を予定。今年は来年を見据えたプレ・イベントとなる。
これまでも市内では毎秋、様々な文化芸術事業が開催されてきた。市文化協会の主催で加盟団体らが作品展示や演奏披露などを行う「逗子市文化祭」や逗子海岸の秋の風物詩として知られる「流鏑馬」をはじめ、近年では若手アーティストらによる芸術祭も台頭。映像やコンピュータを駆使した「逗子メディアアートフェスティバル」や逗子海岸を会場に行う「浜の芸術祭」なども秋のアートイベントとして定着しつつある。今回の祭典では、これらの事業を一つに繋ぎ、新たな一大イベントとして形成を図る。
さらに各事業の代表者や市民有志、市職員らが組織する同実行委員会(渡邉忠貴委員長=人物風土記)では、既存事業に加え、参加する市民企画を公募。個人ギャラリーや青少年会館、教会などで行われる絵画の展示や写真展、音楽会などの企画が集まった。同実行委では「まちなかを巡りながらアートイベントを通してまちの魅力を再発見してほしい」と参加を呼びかけている。
市民企画のもう一つの目玉は「東逗子プロジェクト」。東逗子駅周辺では、ここ数年来空き店舗が増え、経済の低迷や活気不足が課題となっている。
プロジェクトは東逗子駅周辺をアートイベントで盛り上げようと、旧キリガヤ本社や昨年閉店した鮮魚店などを会場に写真展や詩の朗読会、特設のアートカフェなど多彩な企画を用意。市担当者も「今回の企画が東逗子周辺活性化の起爆剤になれば」と期待を寄せている。
イベントの日時や場所など詳細は同ホームページ(「逗子アートフェスティバル」で検索)ほか市広報9月号で紹介。問合せは市文化振興課【電話】046・873・1111
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