逗子市社会福祉協議会と文具メーカーのゼブラ(株)がこのほど、オリジナルの新商品「お互いさまボールペン」を協力制作した。販売収益の一部が地域の福祉活動に寄付されるのが特徴で、今月中にも市内文具店や市福祉会館などで販売を開始する。
キャチコピー小学生考案
ボールペンは1本150円(税込)。ハワイアンをイメージした赤や緑、オレンジなどの5色で本体には逗子市のキャッチフレーズが添えられている。
逗子市は高齢化率が29・57%(昨年11月1日現在)と高齢者の割合が県下の自治体の中でも高く、同社協では地域のお年寄りや障がい者を見守る「地域安心生活サポート事業」を5年前から展開。現在145人の利用登録者に対し、およそ400人の市民ボランティアが「サポーター」として登録し、見守り活動や日常の簡単な手伝いを請け負っている。
この事業に対し、地域貢献の一環としてゼブラが協力。1本販売する度に3円が同事業への活動資金として寄付される仕組みだ。同社協では「地域の人が支え合う仕組みの一つとして根付いてくれれば」と期待を寄せている。
また商品制作にあたって市内小学生に向けて「逗子」をテーマにしたキャッチコピーを公募。昨年10月にコンテスト形式で募ったところ198の作品が寄せられた。審査を経て最優秀賞に選ばれたのは逗子小学校4年の小林菫(すみれ)さんが考えた「すんだらきっと、ずっとしあわせ」で、単語の頭文字を繋げて読むと「好き、逗子」になるなど独創性が評価された。昨年12月には表彰式が行われ、小林さんほか入賞者を表彰。審査を務めた同社常務取締役CSR推進本部長の増田勝弘さんは「どれも素晴らしい作品で小学生の感性には驚かされた」と話した。
ボールペンは市福祉文化会館ほかアデックちぐさ堂紙文具店(池田通り)で販売する。
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