逗子市は8月から大学生らが中学生の自主的な学習を支援する「スマイルスクール」を始める。学習意欲のある子どもの学びを後押ししようと国の補助金を活用し、県内に先駆けて実施する。市は学業面だけでなく、スポーツや遊びも通じて子どもの新たな居場所づくりを行う考え。
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第一運動公園内にある「体験学習施設スマイル」(池子)で週に2回開校。対象は市内在住の中学生で、事前登録をすると同学年内は無料で何度でも利用することができる。原則は自学自習。生徒が教材や宿題を会場に持ち込み、それぞれのペースで勉強に励む。また市民団体「ずし子ども0円食堂プロジェクト」と連携し、月に一度は夕食も提供する。
事業費は約100万円で国の放課後子ども教室推進等事業費補助金を活用。開校にあたってはサポーター制度を設け、勉強の指導役の「学習サポーター」は大学生らが、教員免許取得者や学習塾などで実務経験を持つ「コーディネーター」が大学生への助言やスクール全体の運営を担う。スクールではイベントなども行っていく予定で、市子育て支援課では「中学生が体験学習施設を積極的に利用するきっかけにもなれば」と話している。
開校日は8月23日(水)。毎週水曜午後4〜8時と日曜1〜5時。先着30人で7月1〜24日の間に参加申込書に必要事項を記入し、子育て支援課(体験学習施設スマイル内)に提出する。問合せは同課【電話】046・873・8581
サポーターを募集
逗子市では現在、【1】学習サポーターと【2】コーディネーターを募集している。いずれも有償ボランティアで、それぞれ活動に応じた謝礼が支払われる(【1】は1時間千円、【2】は活動日1回5千円)。
応募資格は【1】が高校卒業程度の学力がある30歳までの人、【2】が教員資格保持者または学習指導に関する実務経験がある人。書類と面接を経て市が登録を決定する。応募は申込書(同課窓口または市HPからダウンロード)に必要事項を記入し、7月14日までに提出。問合せは前述、同課まで。
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