逗子市の池田通り商店会(丸山広宣会長)がこのほど、第7回「かながわ商店街大賞」の商店街部門で準大賞を受賞した。歩道整備やリピーターを生む「夜市」の開催など、ユニークな取り組みが評価された。
「日本の元気は商店街から」をテーマに、神奈川県と県内の経済団体からなる実行委員会が優れた取り組みを表彰するこのコンテスト。今回の商店街部門は大賞、準大賞、特別賞の計4団体が選出された。
横須賀線池田通り踏切から銀座通り入口交差点までの県道311号線沿いにある同商店街では昨年、電線埋設化工事が完了。景観や歩きやすさを向上させ、ベンチも設置した。また、電力会社が設置した変圧器(地上機)には、市の協力を得て開催したフォトコンテストで選ばれた写真11点をラッピングした。
「夜市」が人気
今回、特に評価された点はリピーターを生む仕掛けだ。同会では昨年から年3回、「夜市」と題したスタンプラリーと焼肉パーティー、抽選会を組み合わせたイベントを実施している。テーマは「商店街に3回来てもらうこと」。普段の買い物の延長で参加できるよう工夫し、抽選会では商店街で使える買い物券をプレゼントすることで、イベント後も足を運んでもらう仕組みを作った。
丸山会長は「大きなイベントはお金がかかるわりに、その後に繋がらなかった。来街者の多くは近所の方なので、皆さんが楽しめる企画をコツコツやることを心がけている」という。その狙い通り、夜市はこれまで毎回満席の人気イベントとなっている。
現在、池田通りではマンション建設が進むなど通りの風景が変化しているが、会員たちは前向きにとらえる。丸山さんは「若い人や店も増えて賑わいにつながるチャンス。地場産品が並ぶ朝市など、やりたいことはたくさんあるので、商店会一丸となって頑張っていきたい」と話していた。
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