逗子市と葉山町を含む3市1町が公営駐車場等の利用制限を行っている。新型コロナ感染拡大を受けた外出自粛要請が出ているにも関わらず、週末を中心に車での来訪者が絶えない状況に対策を講じた。
逗子市、葉山町、鎌倉市、横須賀市は今月10日、観光客が利用する海沿いの公営駐車場等の利用制限を開始した。天気が良かったこともあり、先月の3連休や週末には町外から多くの来訪者や車の往来があったためで、5月6日(祝)まで。
記者会見した葉山町の山梨崇仁町長は「都内や埼玉、千葉など関東近郊のナンバーが目立ち、海・山ともに大変な混雑だった。普段だったら喜ばしいことだが、飲食や買い物をする際の接触は避けられず、地域住民から不安に思う声が寄せられている。重大局面が続いている今は、自宅にいる必要がある」とし、今月6日から他自治体と協議を開始。電話やメール、ファックスを駆使して直接会わずに調整を行ったという。
主に観光客が利用する海岸線沿いが対象。現在、県や県道路公社が管理する駐車場については台数や時間制限をする方向で調整を進めている。鎌倉市では、鎌倉プリンスホテルが協力し、所有する「七里ヶ浜海岸」(343台)も完全閉鎖した。
逗子市の桐ケ谷覚市長は「地域の皆さまにはご不便をおかけするが、ご理解いただきたい」とした。各自治体は今後、民間業者にも協力を求めていくという。
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