横須賀美術館で開催されている展示「ビジュツカンノススメ アートを楽しむ4つのヒント」の案内役を務めるキャラクターを、葉山町在住のイラストレーター・樋口たつ乃さんが手がけた。樋口さんは「美術館を身近に感じるきっかけになったら」と話している。
同展は、作品や横須賀美術館について深く知るため4つのキーワードをもとに構成。建築やピクトグラム、周囲の風景も合わせて楽しむことで、「美術館に行く面白さ」を再発見できる内容になっている。
この展示の案内役を務めるのが、樋口さんによる展覧会のオリジナルキャラクター、ネコの「ようよう」とトリの「こうこう」だ。各セクションの説明や施設全体を示すマップなどに登場し、来場者に親しみを与えている。同館学芸員の工藤香澄さんは「オリジナルキャラクターを制作してもらったのは初めて。優しいタッチで可愛らしく、展示の方向性とも一致した」と話す。
樋口さんは大学卒業後、旅行会社に勤めるも「手に職をつけたい」とイラストレーターを志して安西水丸イラスト塾を修了。アクリル絵の具で描いた絵をスキャンし、色を調整する手法で、味わい深い表現スタイルを確立した。現在は町内の自宅兼アトリエを拠点に、書籍表紙や雑誌挿絵、新聞小説挿絵、広告、パッケージなどで幅広く活動している。
樋口さんは「大好きな美術館なので、こうしてコラボできて嬉しい。多くの人に見ていただき、アートに親しむきっかけになったら」と呼び掛けている。
展示は11月7日(日)まで。観覧料一般1千円。樋口さんの活動はインスタグラムtatsuno_higuchiで発信中。
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