逗子市などが出資する(株)パブリックサービスが、市民貢献事業として「逗子市空き家バンク」に物件を登録した所有者及び、空き家を活用したい市民団体や事業者等に助成金を交付する。受付期間は3月末までで、「予算がなくなり次第終了となるのでお早めに」と呼び掛けている。
「空き家バンク」はシェアハウスや地域の交流拠点など、多様で有効な利活用を促そうと2019年に設立された。市内の空き家所有者と利用希望者のマッチングを行っており、不動産の専門家である公益社団法人神奈川県宅地建物取引業協会鎌倉支部のほか、法務関係のプロである神奈川県行政書士会鎌倉支部も参加している。
この助成事業は市内に約2500あるとされる空き家を地域に開く活動を後押しするもの。「空き家バンク登録支援助成」は所有者と管理者が対象。残地物の整理や庭木の手入れ、権利関係の整理費用等に要する費用の一部を助成する。一般物件20万、小規模物件10万円(敷地面積70平方メートル以下もしくは延べ床面積60平方メートル以下)。活用する物件を逗子市空き家バンクに新規登録することや1年以上空き家であったもので明確に売却・賃貸の意思があることなどが要件。
使う側も対象
「空き家活用支援助成」は空き家を活用したい市内で活動・事業を行う市民団体又は事業者等で、個人の居住用住宅としての利用は対象外となる。市民活動、起業は上限30万円(30万円以下は費用の全額)、その他は最大20万円(費用の2/3)で活用目的に沿った内外装の改・補修費、什器備品代等に使える。要件は新たに起業することなどが要件となる。
空き家バンクに関する問い合わせはまちづくり景観課【電話】046・872・8124、助成制度は同社【電話】046・873・3500
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