葉山町消防本部はこのほど、昨年1年間に発生した火災件数を発表した。これによれば、10件で前年比3件増となり、3年ぶりの2ケタとなった。同部予防課では、「春は火災が発生しやすい時季なので、万全の準備をして防火に努めてほしい」と呼びかけている。
火災件数が2ケタになったのは2014年以来、3年ぶり。内訳は建物火災が5件、車両火災が1件、その他の火災が4件だった。昨年と比べ、建物火災が1件減少したものの、その他の火災が4件増加した。
町消防本部予防課は「火災現場に居合わせたら大声で周りに知らせる、通報する、可能であれば初期消火をする、避難するなどの行動をとる必要があるが、優先順位を冷静に判断してほしい」と話している。
警報器設置を
同課によれば火災からの逃げ遅れを防ぐため、消防法で義務付けられている住宅用火災警報器の設置徹底が急務だという。基本の設置場所は寝室と階段、台所の3カ所で、10年を目安に交換する必要がある。
また、ほこりなどの汚れをきれいにするのはもちろん、電池は切れていないか、ボタンを押してしっかり作動するかなどを確認するため、定期的な点検が必要だという。あわせて初期消火に迅速に対応するには、住宅用消火器等の設置も有効だという。
機器の設置などに関する問い合わせは【電話】046・876・0147消防本部予防課へ。
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