昨年W杯が開催され、日本チームが史上初となる8強入りを果たす健闘ぶりに大きな注目が集まったラグビー。その影響を受け、逗子葉山ラグビースクールでは加入者が増え続けている。例年の倍以上の勢いに関係者は「正確に何人いるか把握できていないほど」と嬉しい悲鳴を上げている。
池子の森自然公園スポーツエリアを中心に練習しているスクール。毎週日曜日に練習を行い、随時、見学や体験会を開いている。
先月26日には「日曜日に来られない子たちにも魅力を知ってもらおう」と冬休み期間の平日に初めて開催。直前の告知となったものの、幼稚園児から小学4年生まで、8人が参加した。
当日はスクール生に混ざって準備運動からボールを使ったゲームなどを体験しながら競技のルールを学んだ。子どもたちは不規則なバウンドをするボールを歓声を上げながら、時に真剣な表情で追いかけていた。保護者の1人は「W杯がきっかけ。ボールに触って投げてみたいと本人が希望したので参加しました」と語っていた。
スクールには幼稚園から小学6年生までの子どもたちが所属。W杯以降、入会者が急増しており、以前は年10人くらいだったが、昨年は30人以上が加入。体験に訪れた人数はその倍に上るという。「幼稚園児や小学校低学年の加入が特に多く、毎週増えている状態。何人いるのか集計しても追いつかない状態」とコーチの1人は語る。同スクールは「競技の魅力を広める絶好のチャンス。この機会に、沢山の子どもたちに体験してほしい」と話している。
市長に優勝報告
26日の体験会終了後には、小学4年生と5年生のチームが桐ケ谷覚逗子市長のもとを訪れ、ミニラグビー神奈川県大会ブロック優勝を報告した=写真右。
桐ケ谷市長は、高校時代、ラグビーに親しんでいた経験を語り、「次のW杯目指して頑張って」とエールを送った。来年の目標を聞かれた子どもたちは、「タックルを強化したい」「パスの精度を高めたい」「足を速くしたい」と答えていた。5年チームのキャプテンを務める清水拓人くんは「来年も県大会で優勝して、全国でも優勝したい」と意気込みを語った。
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