星座にまつわるエトセトラ 朧月
なんだか、あまり寒くならないまま冬が通り過ぎていきそうです。春になると、暖かさで地表から水分が立ち上り、空気を湿らせます。すると、靄(もや)がかかったようになります。春の湿気を帯びた夜空に見える、ぼんやりとしたお月様のことを「朧月(おぼろづき)」と言います。
「朧」という言葉は、ものの姿がかすんではっきりしない様で、春の夜に使う季語だそうです。春の日中にかかるのは、「霞(かすみ)」。日本語は、本当に多彩ですね。昔から春の訪れは、空気の湿り気と共にあったのでしょうか?今では、湿気だけではなく、花粉や黄砂、PM2・5などもありますが…。春の夜空は冬のように、くっきりはっきりしません。
でも、そこは、季節を楽しむ日本人。くっきりと見えないお月様もまた、趣きあると思うわけです。少し暖かくなった春の夜、お月様を見に、外に出てみませんか?
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